台風はどっか行ってしまいました。思ったよりも被害はなくよかったです。しかし,風が雨戸を叩く音であまり寝れませんでした。なにぶんチキンなんで(笑)
さて今回は,高校生の宿題はなぜ膨大になるのかというお話。先日高校生の宿題はかなり膨大というお話を書きましたが,今回はその理由です。大きく二つのことが考えられます。
まず一つ目の理由は,宿題を出せばすべて生徒の責任に転嫁できるということです。成績が上がろうが下がろうが,志望校の合格しようが不合格もしくは志望校のレベルを下げようがです。
つまり,学校側は生徒の成績が下がったり,志望校に合格できなかった理由を,宿題をちゃんとしなかったからだと言うのです。宿題を完璧にこなす生徒なんて皆無なのに,先生にそう言われたら生徒たちは宿題をちゃんとしなかった自分の責任だと勘違いさせられます。
また学校側は授業のレベルを上げることやしっかりとした教材を作ることよりも,適当な宿題をだして,それをしっかりすれば成績が上がるし志望校に合格できると謳います。実際それによって合格できた生徒もいますしね。
しかし,そんな生徒はほんの数人で,ほとんどの生徒はその適当で膨大な宿題につぶされます。それなのに学校は自分の都合が悪いことには目をつぶり,最終的には精神論に持ち込み,根性がどうのとか睡眠時間を潰せとか言ってきます。もうメチャクチャなのです。
二つ目の理由は,膨大な宿題をさせることによって,塾や予備校に行かせないようにするためです。
とにかく高校の先生方は特に塾を極端に嫌う傾向にあります。その理由は不明ですが,考えられる理由としては,自分のスキルの低さが露呈されることを嫌ったり,塾の先生というのが教員採用試験に落ちた人の集まりという間違った情報により,自分たちよりレベルが低い奴らが金儲けしていると間違った認識をしているということです。もちろん塾や予備校を肯定する先生もいらっしゃるのですが。
しかし,最近の高校は大手の予備校と提携しだしました。地元の塾とは提携しなくて大手の予備校と提携する。これって完全に自分たちの授業スキルを上げる気がまったくないという証左ですよね。また大手の予備校と提携ということは金が動きますから,それもあるのでしょうね。本当に生徒のことを考えているのであれば,生徒たちが通っている地元の塾から情報を引き出すべきなのに。
前にも書きましたが,自分たちの頃には宿題もなければ塾もありませんでした。しかし,自分たちのときの方が今よりも実績という観点から見ればはるかに上回っています。その理由は先生たちの情熱の違いなのです。自分たちが高校生のときの先生が実際そう言っていました。今の先生たちにはその情熱がほとんどないと。これこそが長崎県の学力レベルが下がってきている大きな要因なのです。
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