今日は広島での平和記念式典の日。78年前の今日,人類史上初めてアメリカによって核兵器が使われ大虐殺が行われました。核兵器を地球上からなくすことは無理だとしても使わせないよう各国外交努力してもらいたいものです。
さて今回は,高校生の宿題が膨大であるというお話。昨日のお話の続きとなるのですが,とにかく高校生の宿題が膨大で難しいのです。
現在の日本の教育は欲張りすぎて結局なにをしたいのかわからないような感じですよね。英語にプログラミングや情報といったどうでもいいことばかりさせています。
その欲張りが高校の宿題にも反映されています。例えば模試の問題を全部解かせるとか,古文や漢文や英語なんかはしっかり予習(正確な訳を求められる)させる(予習が足らないと先生が感じたらみんなの前でメチャクチャ怒られる)とか,はたまた2次試験の入試問題を宿題だした分全部解かせるとか。そんなのできるわけないじゃないですか。
これに対して高校の先生って生徒になんと言っているかご存じですか? 3時間や4時間の睡眠時間でも死にはしないって平気で言っているんですよ。かなりヤバいでしょ。育ち盛りの高校生にとって一番大切なのは睡眠と食事です。この時期にしっかり睡眠をとることによって体もできてくるのです。それを阻害することを平気で言えるってホント勘弁してほしいです。
学校の先生ならしっかり睡眠をとれてしかも学力が上がるような宿題を出すべきなのに,何も工夫することも知恵も出すこともなく,ただ単に模試や入試問題をだしたりやる必要もない予習をさせたりするのです。
昔の話を出すのは恐縮ですが,我々の時代はまったくといっていいほど宿題はありませんでした。ですから自分は毎日10時に寝てました(笑) もしオイが今の時代に高校生してたら学校やめていたかもしれません(笑)
しかしこれも冗談では済まされなく,この膨大の宿題のせいで不登校になる生徒が続出し,最悪なのは自殺する生徒も出ています。
なのに,高校はこの膨大な宿題に対し何の改善策も出さないどころか,この宿題をこなせば志望校に合格できるということを吹聴します。毎年ごくわずかな成功例がいますから,それを引き合いに出すのです。そのごくわずかな成功例も本当に宿題で合格できたかどうか疑問ですがね。
宿題を出すことに対しては反対ではないのです。もっと基礎基本の問題を何回も解かせることを宿題にしてほしいのです。そっちの方が学力もつきますし,宿題もやろうという意欲もつくとは思うのですが。
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