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智水社

高校の合宿所でナイアガラキック 

 昨日から気温が上がっていますね。これからも12月にあるまじき気温が続くみたいですね。今月は光熱費が少なく済みそうでよかったです。


 さて今回は,自分が高校生のときにやらかしたお話。高校の合宿所の壁をケリ破ったというお話です。


 自分の通っていた高校は,良くも悪くも勉強第一の高校で,高校にある合宿所で年に2回も勉強合宿があったりしましたし,夏休み・冬休み・春休みなんかはほとんどが補習で,特に高3とかは日曜も滅多に休みなく(この当時の通常のお休みは日曜だけでしたよね)学校に行っていました。自分たちは別に登校するのはそんなに苦ではなかったんでよかったんですが,大変なのは先生とお母さんたちですよね。なにせ毎日朝の7時25分から授業が始まっていましたから。


 そんな高校生活でしたが,その集大成なるものが正月学習合宿。12月30日から1月3日までとまさしく正月にみんなで一日中お勉強ということでした。しかし,自分でちゃんと家庭学習できる生徒は免除で,自分もそれに乗っかろうと先生に直訴したのですが,お前は真っ先に合宿に参加せんばやろ!っと一喝されました(笑)


 そんなこんなで正月学習合宿に参加したわけですが,とはいってもクラスの男子たちと一緒に合宿なんでそんなに苦には思っていませんでした。懸念は正月に家にいないので,お年玉をあとからちゃんともらえるのかということでした(笑)


 そしてその合宿初日に事件は起きました。合宿所に入ってすぐ部屋割りの部屋でちょっとくつろいでいました。そしたら部屋の壁に座ってうっかかっていた友人がいまして,その友人をちょっと驚かそうと友人の頭のそばを壁に向かって軽くフロントキックしました。ほんと軽くですよ。


 そしたら壁がメチャクチャ柔らかったみたいで,そのままズボズボと壁はほげて足が壁の中に入っていきました。しかもそのときにできた穴がメチャクチャ大きかったせいで,崩れた壁のかけらが大量に畳の上に散らかってましたし,その光景を見ていた何人かは結構大きな声を出していました。


 ヤバって思っとボーっとしていたら,声を出した何かとは別の何人かが「静かにせろ,声出すな」と言ってくれて,箒や塵取りがある場所を探してしかも持ち出してきて,その何人かであっという間にに掃除して壁のかけらを焼却炉の中に捨ててしまいました。


 そしてふすまを取り出してきて(その部屋は2つの部屋がふすまで仕切ってありました)ほげた穴を隠すようにふすまを壁にうっかけてしまいました。ずっとボケーっと突っ立てたままのオイは,なす術なくその友人たちの行動を黙って見てるだけでした。


 自分たちのクラスの合宿の5日間はバレなかったのですが,あとから入ってきた隣のクラスの生徒さんが見つけたらしく,あっという間にオイは職員室に呼び出しくらいました。そのときにはみんな拍手してお見送りしてました(笑)


 担任が壁の穴のことを聞いてきます。「合宿所の壁の穴のことは知っとるや?」。「はい。」と応えます。「誰がしたとや?」。「オイだけです。」ビクビクしながら応えます。担任は「はっ!?お前ひとりでほがしたとや?」。「はい。オイひとりです。」


 あ~あ,これで生徒指導室コース(鍵かけられて特殊な指導を受ける場所です)か~と観念してたら,担任は「あれ一人でほがしたとや?」って笑いだしました。そのあとはなんであんなことになったのか聞かれただけで,なんもなく教室に戻りました。


 特別な指導を期待していたクラスの大半は,オイが無事に教室に帰ってきたことに不服そうでした。なんて薄情な奴らでしょう(笑)。このことは今でも何かの集まりの際に話題となっています。


 んでタイトルのナイアガラキックですが,壁の穴の大きさがあまりにも大きかったので,その穴がナイアガラの滝を上から見た写真のようだということで誰かが名付けました。センスがあるのかないのかよくわからない呼び名ですよね(笑)

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