昨日の夜,久しぶりに散歩しました。散歩といっても大した距離ではないのですがね。でも久しぶりの散歩だったのでえらい疲れました。
さて今回は,共通テストの英語のお話。お題の何とかなるというのは7割ぐらいは取れる,上手くいけば8割ぐらいは何とかなるパート1というお話です。
英語の長文読解というのは理系だけではなく文系の生徒さんも戸惑っているみたいですね。でも共通テストの英語は時間はかかりますが,長文問題自体のレベルはセンター試験時よりも落ちているので,長文問題に戸惑っている生徒さんにとっては勉強次第やり方次第で何とかなります。
実は長文が苦手な生徒さんに共通する悪手は単語メインで訳していることです。これは中学英語による弊害のひとつで,中学英語でうましかみたいに単語や熟語覚えさせられます。もちろんある程度は必要なんですが,やり過ぎなんですよね。
しかも,その単語や熟語なる意味というのも教科書の巻末に書いてある意味重視で,そこに書いてある意味でしかダメみたいなテストとかするでしょ。
また,英語の訳も単語メインで,すごいのになると前置詞の訳もゴチャゴチャ言われますよね。こういった具合に英語に関して最悪の洗脳を受けているのですが,中学英語が簡単なのでそんなメチャクチャなやり方でも何とかなるので,英語の訳はこういう方法なんだと最悪手を知らず知らずのうちに身につかされます。
その間違った方法で高校英語では当然英語が訳せなくなり,しかもその原因が単語を覚えていないからだと悪手の上に悪手を教わります。そして「単語を覚えていない=長文が読めない」という最悪の認識に陥り,その修正が入らない高校生は,最後まで長文が読めずに受験が終わってしまいます。じつはこれが6年間英語を勉強したにもかかわらず英語が読めない大きな理由なんです。
もちろん単語はある程度は必要ですが,大事なのは単語の意味を覚えるのではなく,推察すること。つまりはその単語の意味を知らなくても,文脈から判断したり,もっといえばわからない単語を訳さない勇気も必要となってきます。
また,時にはその単語の意味を文脈に沿って辞書に書いていない意味とかで普通に訳したりもします。てかこういう場合って結構多いんですよね。長文を読めない生徒さんは,さきほど申した単語ありきで訳しますから,臨機応変に柔軟に訳すという習慣がついていないことにより,単語の意味並べてもその文の意味がつかめなくなって,挫折するという具合になります。
パート2では,長文をどうやって読むかという具体的な話に入りますね。
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