昨日で公立高校入試が終わり,果報は寝て待て状態となりました。合格発表は来週の金曜日。みなさん頑張った成果が出せたらいいですね。
さて今回は,今年の長崎大学の数学入試があまりにも簡単すぎたというお話。予備校の寸評では誘導が丁寧と書いてありましたが,ものは言いようでそういった表現もできますが,今年の入試はやりすぎでしょう!
去年の数学の入試はちょっと難しかったとは思いますが,それでもあれぐらいのレベルならある程度の点数を取ってほしいものです。実際の結果は特に工学部や教育学部の数学とかですが,数学の点数の半分も取れなかった生徒の合格数が,合格者のおよそ半分もいたという驚くべき結果となってしまいました。
おそらく去年の結果を踏まえた今年の入試のレベルだと思うのですが,あれだったらFランと呼ばれてもしょうがいないのではというレベルの問題でした。
大問4問中小問集合が半分の大問2つ。しかもその小問集合も誘導という名のヒント出しまくり。残りの大問2つも簡単な数列と簡単な体積な問題。しかもよく出された定番の問題で,両方ともかなりの誘導と名のヒント出しまくり。あの程度なら8割取って当たり前,特に数学を大学や仕事でも使う工学部や教育学部の数学なら9割以上取らないと話にならん程度も問題です。
ですからかわいそうなのは,二次逆転型の生徒ですよね。あれだった,あまりに簡単すぎて二次で逆転困難です。逆に言えば,理系科目よりも総合力を評価した入試となってしまい,理系学部ではありまじき入試となってしまいました。
今日はくしくも長崎大学の合格発表日。間違っても高校時代に平和活動なんかを勤しみ,学業をないがしろにした生徒をたくさん合格させないようにしてもらいたいものです。
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