今頃書くと世間様から大きく遅れているようですが,将棋界ではすごいことが起きましたね。5年ぐらい前は8つのタイトルを8人で分けあっていた戦国時代だったのに,あっさり統一されましたね。自分の願望としては地元出身の佐々木大地七段に阻止してほしかったのですが,なにせ相手が強すぎました。
さて今回は,学校の歴史の授業が歴史雑談がほぼされていないお話。というのも,自分が普通の歴史に関する雑談しても生徒たちからすれば初めて聞くってことばかりなので,学校の授業では歴史雑談はほぼされていないみたいです。もちろん,ちゃんとされている先生もいらっしゃいますが,ごく少数みたいです。
これはだいぶ前から感じていたことですが,おそらく学校の歴史の授業はほぼ暗記重視なのでしょうね。自分たちが覚えているからお前たちも覚えろみたいな感覚でしょうか。自分たちは一年間で何回も授業してそれを何年も授業しているのですから,そりゃ嫌でも覚えるでしょうよ。
しかし,生徒たちは初めて聞くことばかりです。それなのに,何のつながりもなく流れもなく周辺知識もなくただ単に覚えろって言われてもよほどの才能と興味がないと無理でしょ。んでどうせ最後は覚えなかったお前たちが悪いってなるのがオチなんですよね。
社会の授業ってその先生の授業力が最も出る教科だと思っています。興味がない生徒たちにどこまで興味を持たせるかということです。それなのに,そんな努力や工夫せずに,ただ単に覚えろとか教科書の黒字だけ覚えろという授業はぶっちゃけ誰でもできる授業ですし,極論言えば先生の授業なんて必要ないやんとなりませんか。
自分の授業に対する矜持というのがないのだろうかというのが本当に素朴な疑問なんですよね。だって国立大の工学部出身のヤツに歴史の雑談力で普通に負けているんですよ。しかも歴史のいたるところで。そういや,生徒にわかりやすく授業するのを諦めたと生徒の前で公表した先生もいるみたいですし。もうメチャクチャです。
それと社会の先生って誰でもなれるんですよね。いわゆるFランと呼ばれる大学のホームページを確認されたらわかりますが,訳わからん学部から中学や高校の社会の先生なれますよって結構宣伝しています。ということは,そういった授業をせざるを得ないというのも推して知るべしですよね。って思われても仕方ないことだと思うのですが。
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