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智水社

数学の授業は道楽-自己満授業で置いてけぼりの生徒たち

 最近徐々に暑くなっており,今年の夏はちゃんと越せるか心配になってくる今日この頃です。

 

 さて今回は,特に数学の教師に多い傾向にある,ボクちゃんすごいでしょ?といった自己満授業のお話。


 なぜか数学教師って過剰に自己評価が高いんですよね。高校数学解けるボクって賢いって勘違いしてるんでしょうけどね。オイからすれば高校数学が解けるからってだけん何?って感じなんですが。理系学部に行ったらほんとそれ実感します。つまり実用的な学問では数学の問題が解けるかどうかなんてマジでどうでもいいですよね。


 そのどうでもいい過剰な自己評価のせいで,生徒がついていけないレベルの問題を平気で解かせよう(ほとんどの生徒は解けない)として,これ解けるボクすごいやろ?の自己満の解説授業をするわけです。もちろんほとんどの生徒はポカン状態。まさしく話すは天国聞くは地獄です。ですから,教師にとってこれは仕事でなく道楽なんです。


 まじめな生徒は自分にとって難しいレベルの問題や解くべきレベルの問題ではないのにもかかわらず,授業で解説されてしかも教師がこれくらい解けなきゃみたいなことを言ったら,それ解けるようにならなきゃって時間と労力を無駄にして頑張るわけですよ。


 そんなことしても当然結果なんか伴うはずもなく成績はガタ落ちして志望校に行けなくなるんですよね。しかもまじめなんで自分の努力不足だと自分を責めるわけですよ。かわいそうに。


 しかし残念ながら先ほども申しましたとおりこういった授業は教師にとってパフォーマンスであり道楽なのでやめられない止まらない状態なのです。道楽で給料出るわけですからね。これも一種の公金チューチューなんですよね。

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