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智水社

手を抜くから苦手になる

 今日は朝から雨模様。春雨じゃ濡れて参ろう,ですかね。って,これって誰のセリフでしたっけ?(笑)


 さて今回は,手を抜くから苦手になるというお話。ここでは数学の話になりますが,これっていろんなことでもそうだと思います。結局はどっかで手を抜くからそれが苦手になりますよね。


 数日前から書いていますが,数学ができるようになるにはしっかりとした計算力がすごく大事で,それはいわゆる基礎基本をしっかりするだけでなんとかなるということをお話していました。


 その計算力を高めるためには,暗算はなるべくせずに式をしっかり書く,式を書くときには二つ以上の作業をしない(例えば移項しながら計算するなど),式を書くたびにたしかめをする,たしかめできるものはちゃんとたしかめる(例えば方程式,因数分解など)ということをお話しました。


 しかし数学が苦手な子はまず間違いなく手を抜きます。こちらが指導しても一朝一夕には治らないので,おそらくこの手を抜くというのは長い期間ずっとやっていて,それが染みついているのでしょうね。ですからその積み重ねが現在の数学の苦手なこととなっているのではと思われます。


 ということは,それまでの指導で一回も手を抜いてはダメということを教わっていないのでしょうね。子供たちに聞くと学校では結構暗算することを推奨されるみたいなことを口々に言っていたので,あ~なるほど,これが数学が苦手になる大きな原因のひとつやねと納得しました。


 ずっと言っていますが,数学ができるようになるにはセンスやひらめきはまったく関係ありません。計算をするときに手を抜かないことを徹底するだけです。たったこれだけで数学の点数なんてアホみたいに上がります。ですから小学生や中学生で算数や数学が苦手だという人はまずはこれを意識して計算してみてほしいです。

 

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