今日はポッキーの日。しかし,元電気屋さんの端くれの端くれからすれば今日は電池の日。11を漢字で書くと十一。これがプラスとマイナスと見ることができるので,それが並んだ今日が電池の日となったらしいです。
さて今回は,実は意外と分数のかけ算ができない中学生が多いというお話。分数の計算なら,足し算や引き算ができないといったことならわかるけども,かけ算ができない?となりますよね。
約分ができんとやろ?と思われる方もいらっしゃると思いますが,それもあるんですけど,純粋に分数のかけ算ができないんですよ。特に整数が入ってきたら止まる中学生結構いますしね。
前に,ある小学生から聞いたことあるのですが,整数と分数のかけ算をやるときに,整数を1分のなんとか(例えば2なら2/1,3なら3/1)とやるのを学校で禁止されていると聞いたことがあります。たしかに昔に比べて整数を1分のなんとかで計算する生徒が減った気がします。おそらくそういった訳わからん指導が小学校では普通なのかもしれませんね。
小学校の算数での指導において,前々から疑問に思っていることが多々あって,整数を1分のなんとかとやって分数の計算をさせないというのもその一つです。
飲み込みが速い生徒ならそれでもいいと思うのですが,ほとんどの生徒は小学校高学年の算数の飲み込みはそう速くないはずです。それなのに,急にハードルを上げるので,分数のかけ算があまり理解できずに,そのツケが中学生時に出てくるのではと思います。
前から言っていますけど,算数というのは数学をはじめ理科や社会などのグラフの分析などにも使う非常に大切な教科です、そんな大切な教科なのに,算数や数学が苦手だった方々が算数の授業をしているといった現状がほとんどです。また数Ⅲをまったくしていない方が小学生の先生となって算数の授業をするってありえないことが日本の教育の実情です。もっとすごいのは中学校の数学の先生の中にも数Ⅲまったくしていない人もいるんですよ。
今回のことに限らず,ちょっと昔ではまったくみなかった間違いをどんどん見ることができます。ですから確実に学力は落ちてきているのですが,それに反して学校の授業は「遊び」や「行事」が多くなっています。最近ではGDPがドイツにも抜かれ世界4位となったといったニュースがありましたが,こんなことすりゃそりゃそうやろっていうのが率直な感想ですね。
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