今日ってあの池田小事件から22年経つんですってね。あんな事件が現実に起こることなんて夢にも思いませんでした。ですから,ニュース見ていてもなんか映画見てるみたいで変な感覚でしたが,事件の詳細がわかるたびに恐ろしくなりました。亡くなった児童や先生の方々は本当に残念なことでした。
さて今回は,昨日の続き。今日のお話は数学の成績上位3分の1の人たちには関係のないお話で,その人たちは勝手に展開や因数分解できるので,その他の3分の2ぐらいの人たちにとってのお話となります。
昨日の最後は,展開は次の因数分解とつながっているのでちゃんと公式使って展開させんばやろというお話でしたが,実はこの生徒たちにとって展開と因数分解はまったくの別物なんです。
しかもたすき掛けバージョンの因数分解が大好きで,展開は分配でコツコツやっている生徒でもたすき掛けは大好きでバンバン解きます。
おそらくこういったことを学校の先生は知らないので,因数分解を見据えて展開するときに公式なるものに固執するんだと思うんですよね。生徒のことをちゃんと見ていたら展開でつまづく生徒は皆無だと思うのですが。
あと因数分解の話なんですが,たすき掛けは大好きなのですが,共通因数を出すだけの問題につまづきます。以外でしょ?(笑)
そりゃ共通因数の問題は出たときにはほぼみんな解けるのですが,いろんな因数分解した後に共通因数の問題がほとんど解けなくなるのです。
これもおそらく,因数分解の公式なる謎の指導のせいで,生徒たちからすれば公式でなければ解けないという思い込みによるものだと思うんですよね。
ですから公式がどうのとか式がどうのというのも考えながら,というかちゃんと生徒の様子を観察しながら指導する必要があるということです。
展開と因数分解は表裏一体の関係ですが,数学が苦手な生徒たちにとっては,それはどうでもいいことなのかもですね(笑)
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