今日は大村夏越祭りの花火大会。長崎空港近くで花火を上げるので,長崎空港の最終便の飛行機が着陸した後に花火大会は始まるので,9時前後から花火が上がります。社会人からすれば翌日の仕事のことも考えながらの花火の鑑賞となります。
さて今回は,昨日塾で話題となった「天最真空パック」。なんやそれって思われそうですが,これって以前いた塾生から教えてもらった歴史のゴロ合わせなんです。
すなわち天台宗が最澄,真言宗が空海ってなわけです。ちなみに天台宗は比叡山延暦寺,真言宗は高野山金剛峰寺ですね。
最澄にしても空海にしても勉強すればするほど,とんでもない化物だとわかりますよね。最澄はまさしく天才ですし,空海は西日本ではいたるところに伝説を残しています。
中学生の歴史の教科書レベルなら,中学生になじみがあるのはどちらかといえば天台宗の方ですかね。のちに織田信長の延暦寺焼き討ちとかありますから。
ちなみに延暦寺の焼き討ちって信長のイメージが強すぎて信長の専売特許みたいな感じがしますが,信長は3番目の人です。最初はあの足利義教で,2番目は細川政元です。んでこの3人に共通することがあります。それは全員家臣に暗殺されるということです。妙な共通点ですよね。延暦寺焼き討ちと何か関係あるんですかね。
ここで足利義教のお話をすると,足利義教って実は天台座主だったんです。兄である将軍足利義持が急死し還俗して将軍になった(しかもくじ引きで)という,いろいろと異形の将軍でした。
ちなみに天台座主というのは天台宗トップで,現代に例えて分かりやすく言えば,東大で成績トップみたいな超天才です。歴代の天台座主には他には護良親王(後醍醐天皇の皇子)や『愚管抄』の慈円などがいます。
話を戻すと,義教は元天台座主なのに延暦寺を焼いたという,自分の出身大学を焼いたみたいなことをしました。足利義教ってほんとぶっ飛んだ将軍なのに学校の授業ではほとんど扱われないんですよね。面白いエピソード満載なのに。
「天最真空パック」。これ覚えておくと結構便利なので,いろんなエピソード交えて覚えておいてくださいね。
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