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智水社

報いのとき

 いやいや鎌倉殿の13人のおかげで寝不足になってしまいました。んでやっと最終回まで観ることができました。ほんと面白かったです。


 ある程度の話の流れは知っていたのですが,脚本やら演出によってはいろんな解釈になるので今回はどうなのかと思っていたのですが,なるほどこう来たかと感心するところもあれば,いやいやこれは違うでしょと思った場面もありましたが,全部最終回で持っていかれました。衝撃の最終回でした。正直参りました。


 さて今回は,と言いながらやっぱり鎌倉殿の13人のお話。


 人って自分が権力を握れるかもという立場になると人を蹴落としてまでも権力を取りたいものなんだなとつくづく思い知らされました。それやったらみんな粛清されているのにも関わらずです。そんな場面何回も経験しているのにいい加減学習しろよ!って突っ込んでいましたが,おそらく前にやらかした人とは違って自分はうまくやるって思ってしまうんですかね。


 しかし逆に言えば,まったく新しい組織を強くするためにはある程度の粛清ってのは必要なのかもしれませんね。組織を揺るがしかねない人は消す。ある程度の恐怖によって人を支配し組織を強くする。孫子の兵法にもそういったことが書いてあったような気がします。


 話を戻すと鎌倉殿の13人,三谷幸喜氏の脚本における最終回は古畑任三郎か!って感じでした。北条義時と政子の最後の会話はまさに「報いのとき」。でもその覚悟がないと,大きなことを成しえないのかもしれないとも思い知らされました。


 本当の意味での日本最初の武家政権とは,源頼朝ではなくて実は北条義時が作ったのかもしれませんね。


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