今日は大村の護国神社にプチお花見。ここって実はお花見の穴場で,桜の密度が濃いのにあまり人がいない,いやほとんどいないのです。ありがたいことに,毎年桜を堪能させてもらってます。
さて今回は,計算力がないから数学が苦手になるというお話。ずっと言ってますが,数学はひらめきやセンスは全く関係ありません。ぶっちゃけ,地方の国立大学の数学の2次試験レベルなら,しっかりした計算力があるだけでなんとかなるのですが,周りの数学ができない大人たちから,数学はひらめきやセンスとかいったウソを吹き込まれるので,自分にはそれがないから数学ができないということが潜在的に埋め込まれます。ほんとかわいそうです。
たとえば,正負の数の計算ができない状態では,文字式の計算やら方程式やらの計算やっても結局はバツとなりますよね。文字式や方程式のことをバッチシ理解していても,正負の数の計算ができないことによって問題を解いても不正解となるわけです。
そしたら,その生徒は正負の数の計算だけでなく,文字式や方程式も理解できていないと自認することになるのです。ただ単に正負の数の計算をしっかりできれば,あとは雪崩式に理解できるのに,そこで自分は数学が苦手だからとあきらめるのです。
実はこれって,現在の中学校の現場で普通に起きていることで,肌感覚だと中学生の半分以上は正負の数の計算がちゃんとできてないまま文字式の単元に移行します。しかも正負の数の計算に2か月以上も学校で授業がされているにもかかわらずです。ですから,最近の中学校は数学が苦手な生徒を量産したのかと疑いたくなるくらいの体たらくなのです。
実際そういった中学生を何人も見てきました。正負の数の計算ができないだけで,数学の点数がずっといわゆる赤点な状態だったのに,ただ単に正負の数の計算をみっちりさせることによって,それ以降の単元の計算もできるようになり,数学のテストで60点オーバーとか普通に取れるようになったり,入試問題も50~60点ぐらいは取れるようになります。
でも今の中学校ではそういった基礎的な計算を時間があるのにしっかりさせることなく,またしっかり説明することもなく次の単元に進むので,そういった生徒が量産されるのです。
もう一回言いますが,数学は基礎的な計算力があれば地方の国公立大学に合格できる学力は身につきます。ですが,それを阻止しようとする大人がたくさんいるんですよね。残念ながら・・・
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