昨日の前期試験の学力問題の数学。なんであそこまで簡単にしたのでしょうね?あんな簡単だったらもはや入試ではないでしょう。いくら基礎学力の試験といえど限度があると思うのですが。あんな簡単な問題を作るのであれば,もっと本質的なことを聞いてもよかったのではとも思えます。
さて今回は,地球が宇宙空間で1分間におよそ2000km移動しているというお話。2000キロといえばだいたい北海道の北端から九州の南端までの距離だとか。実は地球は1分間にそれほどまでの距離を宇宙空間で移動しています。
ウソやろ!?と思われそうですが,では実際に計算してみましょう。地球は太陽の周りを回っているつまり公転していますよね。ということは,地球は太陽までの距離を半径とする円を回っているということになります。
地球から太陽までの距離は1億5000万km。これが半径となり直径はその倍の3億kmですから,円周率を3.14とすると,地球が回る円の円周は3億km(30000万km)×3.14=94200万kmとなります。
地球はこれを1年365日かけて回るので,1日の移動距離は,94200万km÷365=258万kmとなります。地球は1日で258万kmも進んでいることになります。
1日は24時間なので,1時間に地球が移動する距離は,258万km÷24≒11万km。11万kmってだいたい地球3周ですね。ということは,地球は1時間に世界3周していることになります。
んで最後に,1時間は60分なので地球が1分で移動する距離は110000km÷60≒1800kmとなり,ちょっと盛ると地球は1分間におよそ2000km移動しているということです。ヤバくないですか?(笑)
こうやって考えると,宇宙空間って面白いですよね。日常生活では実感できないけど実はってのがいろいろありますしね。たとえば,ほとんどのお星さまの光はとんでもなく昔の光が今届いているとか。太陽の光でも今から8分20秒前に発せられた光ですからね。
中学生って天体が苦手な生徒が多いのですが,こうやって日常の生活から実はってのをいろいろ紹介すると少しずつ興味を持ってくれるのではと思われます。
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