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智水社

中1や中2では間違わないのに中3では間違う式とは

 昨日はオークス。そもそも勝ったチェルヴィニアが2番人気になるとは思いもしなかったのですが,競馬ファンはすごいですね。だって前走の桜花賞は13着ですよ。まあルメール騎手に戻ったというのありましたし、前走はちょっと不利を受けたというのもありましたけど。てっきり4,5番人気ぐらいだと思っていましたが。ですからガミりました(笑)


 さて今回は,中1や中2ではまず間違わないのに中3になったら間違う式というお話。


それは


  (a+2b)+(3a+4b)


 みたいな式。


 普通に計算したら,4a+6b ですよね。普通の足し算の式なので普通に足し算すればいいだけで,この計算は中1や中2ではまず間違うことがありません。


 しかし,中3の半分くらいはこの式を間違うこととなるのです。そんなバカな、でしょ? 不思議なことにこれが間違うんですよ。


 じゃあ、どう間違うのか。結果からいえば


  3a2+10ab+8b2


 としてしまいます。なんでこんなことしてしまうのか。展開しちゃってるんですよ(笑)

 

中1や中2では展開というのを知らないので,上式は足し算一択なんですが,中3になると展開を習うので,ついつい展開してしまうのです。

 

学校の数学の先生には,中3生に対しこういう間違いをするってことをしっかり指導してほしいのですがおそらくご存じないのでしょうね。事実こういう生徒が毎年続出していますので。


 しかもこれから採点を先生自身がせずAIにさせるという本末転倒で絶対にしたらダメやろっていうのがまかり通ってますので,生徒がどういった間違いをするのかを全然知らずに自己満の授業をやって学力の2極分化がますます広がってしまうのでしょうね。

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