今日から竜王戦が始まりました。20歳同士の同級生対決ということで話題となっています。どういう決着がつくのか楽しみですね。
さて今回は,昨日の続き。不屈のフランスのお話。今日はまずは,普仏戦争。プロイセン(ドイツ)とフランスの戦争です。
おそらくドイツは神聖ローマ帝国をフランスに潰されたことを相当根に持っていたのでしょうね。どうにかしてフランスにやり返したい気持ちが強かったのではと,戦争後のドイツの行動をみると想像できます。
で,この普仏戦争ですが,あることで有名な戦争です。そう,小学校の国語でお馴染みの「最後の授業」です。って,どうもこの「最後の授業」を知っている世代はおっさんおばさん世代だそうですが(笑)。「最後の授業」でもおわかりのように,この戦争でプロイセンはフランスに勝ちます。
そしてドイツは念願のドイツ帝国をたてます。なにせ60年以上もドイツという名も帝国ということも封じられていたんですから,喜びもひとしおでしょう。
ここでドイツはやり過ぎます。なんとドイツ皇帝の戴冠式をヴェルサイユ宮殿で行います。フランスからすればものすごい屈辱です。なにせフランスの象徴ともいえる場所で,戦争に負かされた国の戴冠式を見守るしかなかったのですから。
しかし,約50年後フランスはやり返します。第一次世界大戦です。フランスは普仏戦争で建国してしまったドイツ帝国に勝ちます。そしてフランスは当時の復讐をやりとげます。またもや同じヴェルサイユ宮殿で講和条約を開催します。50年前にやられた同じ場所でやり返します。
ここでもドイツ同様フランスもやり過ぎます。ドイツに対してドイツ帝国を潰すだけでなく,絶対に払えないような賠償金を要求します。このことがドイツにナチスができるきっかけとなり,第二次世界大戦へとつながっていくのです。
次に,その第二次世界大戦のお話。ドイツはフランスをあっという間に潰します。この両国の因縁はすごいですよね。ドイツは第一次世界大戦の復讐を遂げます。いわゆるナチスによるパリ占領ですね。フランスはここでドイツに降伏します。フランス全土はドイツに支配されます。実はフランスは敗戦国だったのです。
しかし,こんなことでフランスは屈しません。まあこんなことと言っていますが,国全土を占領されたんですがね(笑)。このとき,ロンドンに亡命していたあのド・ゴールはフランスを取り返すべく画策しますし,耐え抜きます。
その甲斐あってか,戦況はドイツに不利に傾き,連合国はフランスのノルマンディーに上陸します。世にいうノルマンディー上陸作戦ですね。そこで先頭を歩き,連合国軍を指揮したのがド・ゴールなんです。したたかなことこの上ないですよね。
そして,フランスは連合国軍と共にドイツを降伏させます。その結果,フランスは負けたのに,いつの間にか勝ったことになってしまいます。ほんとフランスは屈しません。
今回屈しないフランスとして4つの例を挙げましたが,このフランスのしたたかさは見習うべきところが多くあると思います。1回の戦争で負けたぐらいで落ち込みまくっているどっかの島国とは大違いですよね(笑)
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