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智水社

ラジアン(弧度法)ってほんとに弧度法なんです

 この数日の暑さはヤバいです。もう溶けそうです。これが2か月ぐらい続くかと思うとまたまた体温上がりそうです。


 さて今回は,ラジアンすなわち弧度法のお話。実はラジアンって習ってない世代があるんですよね。ですからこの話題で年齢サバ読めない時があるので注意してくださいね(笑)


 話がちょっとばかり逸れましたが,このラジアン。定義ご存じですか? もっと砕けて言うと1ラジアンってどんな角度ですか? 結構優秀な高校生に聞いても,えっ?ってな感じでした。


 これって数年前にセンター試験でも出題されました。てかセンター試験や共通テストに限らず大学入試の数学の問題って事の本質を知っているかってよく聞かれます。


 受験生は問題を解くことはトレーニングできているのですが,いざ本質を聞かれるとほとんどが固まってしまいます。まあ学校の指導も本質を軽視するので仕方ない部分もあるのですが。


 では話を戻して1ラジアンとはどんな角度か。扇形の半径と弧の長さが同じときの中心角が1ラジアンなのです。言い換えると,半径も弧の長さも1になる扇形の中心角が1ラジアンですね。


 ラジアンは日本語で言えば弧度法ですね。なぜ弧度法というのかこれでお分かりになりますか? 


 そうです。半径が1で弧の長さが1であるときの扇形の中心角が1ラジアンなのですから,半径が1である扇形の弧の長さと中心角の値が一致するのが弧度法なわけです。


 つまりは,弧による角度ということですね。ですから,日本語の意味そのままなんですよね。


 例を挙げると180°はπラジアンですね。半径1で中心角が180°の扇形つまりは半円ですが,弧の長さは2×1×π÷2=πとなり弧の長さと中心角の値が一致しました。


 数学を勉強するのに大事なのは言葉です。これが特に学校の指導で軽視されがちなんですよね。もちろん学校の定期テストで出題される先生もいらっしゃいますが,全体的に軽視されているようです。


 以前にもお話しましたが数学が強くなる方法は公式を導出したり定義や言葉を大切にすることです。そしたら今まで見えなかったことが見えるようになりますので,恐ろしいほど数学が強くなりますよ。


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