昨日は共通テスト自己採点日。全国で笑いあり涙ありの一日だったでしょうね。もしかして一番多かった感情は「微妙」ってのかもしれませんが。
さて今回は,ベートーヴェン交響曲第5番いわゆる『運命』と言われる交響曲です。ジャジャジャジャーンってフレーズは日本人が最も知っているフレーズのひとつでしょうね。
なんで今さらこれの話?と思われるかもしれませんが,今やっている日曜劇場は『さよならマエストロ』ってお題のドラマで,そのドラマで『運命』が使われていたからです。
このジャジャジャジャーンっていうのをどう解釈するのかといった内容がドラマの中であったのですが,実際どうなんでしょうね。よく言われるのは,運命はこのように扉をたたく,といったものでしょうか。
でもベートーヴェンは実際にはこんなこと言っていないらしく,ベートーヴェンの秘書が勝手にそう創作したのだとか。またこの『運命』というお題も後世の人がその秘書の言葉をもとに勝手に名付けたお題で,日本ではこのお題が完全に定着しましたね。
このあまりにも有名な『運命』の第一楽章は,ほんとジャジャジャジャーンだけで成り立っていると言っても過言でないですよね。ほんと素晴らしいと思います。天才でないとできない所業だと思います。
でも自分は暗い第一楽章より明るい第四楽章の方がはるかに好きです。あの第一楽章とは別の曲ですか?といった感じでまったく曲調が違いますよね。迫力もありますし,開放感もありますし,自分が演奏したらと楽しくてしょうがないだろうなと安易に想像できます。
ベートーヴェンの曲の魅力ってこういったところではと勝手に思っています。暗い曲調からの明るい曲調とかゆっくりした曲調からの激しい曲調とか。
日本ではなんかベートーヴェンって『運命』と『第九』と『エリーゼのために』だけがものすごい評価されていて他は何となくといった感じの評価だと思うのですが,個人的には別の作品ももっと評価されるべき音楽家だと思います。
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