わからなかったら何でも聞いてくださいね

　今日は中学・高校の入学式。入学された生徒ならびに保護者のみなさんおめでとうございます。でも，10日に入学式って遅くないですかね。桜もほとんど散ってしまいましたし。

　今回はオイの大学時代のお話。

　自分の出身大学の工学部電気電子工学科は，当時入るのは簡単だったのですが，出るのが難しく，学士取得難易度世界一になってしまいました。本当にめちゃくちゃ勉強しないと卒業できなかったのです。

　研究室に配属されたらそれはもっとすごいこととなり，自分の研究室は朝10時までに登校すればよかったのですが，下校はほぼ毎日3時でした。もちろん3時というのは夜の3時ですけどね(笑)

　こんなんだから，先輩がノーベル物理学賞とか取っちゃったりしたのかもですが。

　オイの研究室の先生が本当に厳しい先生で，厳しいというのは生徒に対してというのもあるのですが，自分の研究に対しても厳しい先生でした。

　研究室に初めて配属されたときにその先生が「わからなかったら何でも聞いてくださいね」と笑顔で言ってくれたので，おっ実は優しい先生かもと思っていて，数日後に言われた通りわからないところがあって質問しに行ったら「こんなんもわからんのですか？」と嫌味を言われ，次に「ここに質問に来るまでにどんなことをしましたか？」と聞かれました。

　「いや～別に～」とか応えたら，「まさか，わからなかったからといってすぐに質問しに来たんじゃないでしょうね？」とちょっと怒られました。

　オイからすれば，わからなかったら何でも聞いてくださいねと言われたので聞きに行ったらなんで嫌味言われて怒られると？と思いましたが，普通に考えて先生がおっしゃるのは当然なんですよね。

　わからなかったらすぐ質問ってただの甘えです。

　それから，質問に行く前には図書館に行ってドラマやテレビでよく表現される左右に分厚い本を4，5冊ぐらい積んで勉強したものです。

　この先生からはいろんなことを教えてもらいました。尊敬している一人でもあります。でも，社会性や社交性ゼロの人ですけどね(笑)

　はっきり言って，受験勉強の数十倍数百倍の勉強をさせてもらいました。マジでつらかったのですが楽しくもありました。

　もう一回戻れるかと聞かれたらイヤですけどね(笑)