昨日はネットで好評だった映画を2本も観てしまいました。感想はどちらも普通でした。てか,どちらもその映画のトリックがよくわかりませんでした。あとで,ネタバレを見たのですが,それ読んでも,う~んとなるし,あまり納得できないことも多々あったので,素直にコナン君の映画観とけばよかったのかもです(笑)
さて今回は,なぜ生徒たちは教師やカウンセラーに相談しないのかというお話。残念ながら自ら命を絶ってしまったケースや不登校になってしまったケースなんかでよく相談してほしかったとかいうコメントが学校側から出されますが,生徒の立場からいえばするわけないやん!って感じでしょうね。
逆の立場で考えてほしいのですが,なんかあったときに自分が生徒だったら教師やカウンセラーに相談しますか?しないですよね。
まず最近はやりのスクールカウンセラーとかですが,その人が今まで何を勉強してきたのかとかどんな資格を持っているのかとかどんな実績を上げてきたのかなんて,相談する生徒からすればどうでもよくて,逆にそれを前面に出されるとかえって相談しづらくなる可能性が高くなります。
なぜかといえば,そのカウンセラーと自分との距離を感じるからですし,相談することによって自分を否定されるのではと逆に強く思ってしまうからです。もっといえば,自分にとってそのカウンセラーなる人物はまったく知らない人間なので,そんな人物に気軽に相談なんてできるわけないですよね。ある程度の信頼関係が成立しないと生徒は相談なんかしません。
次に学校の先生ですが,先生ならある程度の信頼関係がありそうなのでカウンセラーよりも相談しやすいのでは?と思われそうですが,これも先述したようにするわけないのです。これまた相談したら自分を否定されるのではということもありますが,一番の大きな理由はすぐ親御さんに話が行くことです。生徒は親にそういった話をされるのを一番に嫌います。
先生は良かれと思って(中には親御さんに相談することにより自分の責任逃れが目的かもですが)親御さんに相談するのかもでしょうが,生徒からすればほんと迷惑。親にだけは知られたくないという思いが,大人が思っている以上に強いのです。ですから,特に思春期を迎えている生徒は親にも相談しないのです。
では,なぜ親にも相談しないのか?
それは,中学生や高校生って親御さんが思っている以上に親御さんのことを思っているのが大きな理由の一つです。口ではなんやかんや言うかもですが,親御さんに心配かけたくない,親御さんに気を遣わせたくないと思っています。
それともう一つ。せっかく相談したのに自分が否定されるのではという思いですね。大人が思っている以上に子供が大人に相談するってかなりの勇気が必要です。そのふり絞った勇気を出した結果,最も自分が信頼している親御さんに否定されたら,そりゃ~心を閉ざしてしまいます。
現在の学校では,自分の学校で何か問題が発生した時のアリバイ作りをしている感が満載です。何か学校に問題があっても,ウチではこんなことをしていたというアリバイですね。
しかし,先述したように,先生やカウンセラーがいくら気軽に相談してねと生徒たちに自発を促しても生徒たちは相談なんかしません。結局は学校が生徒に責任を押し付けているとみられても仕方ありませんよね。
ですから根気よく生徒たちが相談できるような環境作り(信頼関係の向上も含めて)が大事となってきますが,これまた忙しいからという理由でなされないのかもしれませんね。
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