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智水社

ちょっとしたスター気分を味わえたこと

 今年もやってきました確定申告。ここ数年は慣れてきたのか割と楽にできるようになってきました。毎年,日頃からちゃんとやっていけばもっと楽できるのですが,いつもなあなあとなってしまいます。


 さて今回は,ちょっとしたスター気分を味わえたというお話。


 大学生のときに,研究室に配属となったら朝10時の登校の夜3時の下校というのが当たり前の毎日でした。そんなある日,10時ちょっと前にアパートを出て大学に向かって歩いていたら,向こうから幼稚園生の団体が歩いてきました。おそらくその幼稚園の園児全員ぐらいの人数で,100人は下らなかったであろう結構な人数の園児たちでした。


 その日はほんと天気がよくて,みんなで幼稚園の近くにお散歩かな?とか思いながらすれ違うと,その中の一人の園児がオイに「こんにちは~」と元気に挨拶してくれました。思っていないことでちょっと戸惑いましたが,オイも元気に「こんにちは~」と普通に返しました。


 そしたら,大変なことが起きたのです。それは,その園児たちがこぞってオイに挨拶しだしたのです。結構な長さの列で,それとすれ違うたびに園児たちから挨拶されるわけです。中には手を振りまくって挨拶する園児もいたり,オイの方に歩み寄る園児もいたり,それはそれはもう大変でした。引率の保母さんたちもみんな苦笑いしてました。


 おそらくそこにいたほぼ全員がオイに挨拶してくれたのではという感じだったので,結構な騒ぎとなっていましたから周りから見ると園児たちのアイドルみたいな存在に見えたかもです。いや~ほんとスターになった気分でした(笑)


 あの園児たちも今ではアラフォーの結構な大人となっていることでしょうけど,あの日のことを誰か一人でも覚えてくれていたら嬉しいですね。

 

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