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智水社

「偏差値の話抜き」の教員会議、宿題削減

昨日の夜からかなりの大雨となる予報でしたが,思ったよりもあまり雨が降らなくてよかったです。
















 さて今回は,諌早高校のお話。ネットの記事からの引用で,諌早高校の学校改革の内容が素晴らしく,というよりいたって当たり前のことをやっているだけなんですがね。


 オイがこの仕事に就き始めて最もビックリしたのが,高校生たちの宿題(学校では課題といいます)があまりにも多くて難しいということでした。こんなの消化できるわけないやんって誰でもわかるような内容なのに,学校の先生たちは生徒たちに睡眠時間は3時間ぐらいでも死にはせんっと無茶ばかり言ってました。


 ほとんどのまじめな生徒たちはこれをこなすだけの3年間で,結局自分がやりたい勉強ができずじまいで,最後は行きたい進路ではなく行ける進路を取らざるを得ない学力となり,また学校も平気でそういった指導もしてきます。逆に賢い生徒たちはこの課題が意味ないことがわかっていたので,課題はほとんどやってませんでした。


 また模試が近くなると,模試の何年か分の過去問とか課題として渡され,それをちゃんとやれということですが,そんなのちゃんとやれるわけないですよね。しかも一向にその学校の模試の成績が上がらないのにも関わらずそれを何年もずっとそれをやり続けているわけです。普通の社会人の方ならおわかりだと思いますが,完全にやることが無能そのものなんです。


 また長崎県全体の成績もガタ落ちしているのに,このやり方をずっと続けています。知恵も工夫もせずに,課題だけをさせる。こうすることによって,責任を生徒に転嫁できるんですよね。授業の質を上げることが最優先なのに,そんなごく普通の努力は面倒くさいのか,残念ながらほとんどの先生がしないのです。


 その証拠が授業系の動画ご覧いただければお分かりになるかと思いますが,コメントのほとんどが学校よりわかりやすい,学校の授業ではわからなかったがこの動画で分かったと言ったコメントがたくさんあります。


 この悪循環にいつ気づくのかずっと待っていましたが,やっと諌早高校の先生方が気づいてくれました。というより,本当に生徒のことを考えたらすぐわかりそうなものなんですがね。ですから諌早高校の先生方そして生徒の皆さん、いい結果となるよう応援してます。

 

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